
Lucky Number #300
- Крепость
- 11%
- Горечь, IBU
- —
Описание
300仕込目記念インペリアルスタウト。2021年9月に醸造免許が交付されてから仕込んで樽や缶に詰め、また空いたタンクに仕込んで...と繰り返しその数も300回を迎えました。いつもどこかで飲んでくれている人がいるからこそ、こうして数を重ねていくことができるんだなと改めて実感する節目のタイミングでもあります。いつもありがとうございます。100仕込み目は100回ホップをいれるIPA、200仕込み目は200年前のレシピといった具合に毎回数字に因んだビールをつくっているのですが、300仕込み目のアイデアは割と前から浮かんでいて、それが300kgのモルトを使うこと。なーんだ面白くないと思う方もいるかも知れません。安直ですもんね。でもパシフィックの仕込釜サイズだと最大でも250kgくらいのモルトしか入れることができないと聞いたらどうでしょうか?この無理難題を実現するために今回とった手法が"麦汁を水代わりにして仕込む"というもの。酒で言えば貴醸酒、醤油で言えば再仕込みと同じような考え方。具体的には150kgの麦芽で通常の仕込み同様に麦汁をつくります。普通だったらこれでアルコール5%くらいのビールができあがります。ここまできたら一度釜をリセットし、再び150kgの麦芽と先につくった麦汁を使って糖化→濾過行程を踏んでいきます。初めてのことだったのでちゃんと糖化が進むのか?とか色々と心配な部分も多かった訳ですが思いのほか順調でした。こうして150kg×2とちょっと無理して?回収した濃厚な麦汁をこれまた300に因み300分間煮沸しました。これはパシフィックの通常仕込みの5倍に相当します。こうすることでより濃縮感のある麦汁をつくることができるのです。仕上がりですが、泡までブラウンカラーで炭酸が沸き上がるのが見えるくらいしっかりした粘度があります。また、アルコール感も割とあるのですが意外と嫌な感じではなく洋酒のような満足感さえあります。チョコレートやバニラ系の香りがあり、甘味もしっかりと感じますがバランスにまとまりがあるので重い印象はありません。テイスティングメモには"液体のチョコケーキ"と書いてありましたがまさにそんな印象。既に2ヶ月程熟成させていますが1年を超える熟成にも十分耐えうるビールです。どんどんと味わいが丸みを帯びていくと思うので冷蔵庫の奥に1本とっておくのもまた良いかと思います。